フマキラー、広島工場から世界ブランドを創出

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フマキラー、広島工場から世界ブランドを創出

 フマキラーはこのほど、広島工場見学会を開催し、ブレーンズ・パーク一期工事で竣工したエアゾール工場などを披露した。広島工場は敷地面積4万坪、工場面積3万坪。殺虫剤の生産がピークを迎える2~6月は250~300名が従事し、国内向け製品の約6割を製造する。

 昨年1月に稼働した新エアゾール工場ではエアゾール缶のライン供給、缶内部のエアー洗浄、液充填、バルブ装着、クリンプ(缶内の空気を抜いて閉じる)、ガス充填、検査、乾燥、噴射ボタン・キャップ取り付け、シュリンク包装、段ボール包装を行い、年間約1000万本のエアゾール製品を生産している。

 24時間フル稼働で18万本、平均15万本の生産能力があり、新工場稼働後は5~10%生産能力が高まり、ライン増設を検討している。自社にエアゾール工場を持つ国内日用雑貨メーカーは同社とマンダムだけであり、広島工場では、1日に「どこでもベープ」6万個、「アルコール除菌スプレー」15万本の生産力がある。

 「対象害虫にいかに付着させ、早く薬剤を浸透させるかで効力に大きな差が出る。検査では55℃のお湯にエアゾール缶を入れ、缶のガス漏れがないかチェックする。陳列を考慮し、噴口が正面にくるよう缶を回転させて同じ位置で止める。噴射テストでは、レーザー光線が噴霧で遮断されないと不良品としてはじかれる。箱詰めして重量を検査し、封函機で封をする」(阿部敏夫製造部部長・生産技術グループ担当部長)

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