牛乳石鹸、「ウルルア」改良で若い女性に好まれるハンドソープの地位確立へ

週刊粧業 2015年1月16日号

2015年1月16日 11:37

週刊粧業日用品メーカー

カンタンに言うと

　牛乳石鹸共進社は、2月20日にリニューアルする泡タイプのハンドソープ「ウルルアモイストハンドウォッシュ」（医薬部外品、ポンプ付220mL、詰替用420mL・2回分、以下「ウルルア」）を春の注力商品に位置づけて販売を強化していく。

　「ウルルア」は、殺菌・消毒効果と手荒れを防ぐ保湿力の両立を目指し、コラーゲン、Ｗヒアルロン酸を配合した美容液が全体の50％を占める高機能ハンドソープで、30～40代女性をターゲットに2011年秋より発売。中身とともに、それまでハンドソープではあまり見られなかったインテリア性の高いボトルデザインがターゲット層を中心に幅広い世代に受け入れられ、市場を活性化してきた。

　リニューアルに先立ち実施した調査では、購入ポイントとして「肌荒れを防ぐ」「肌がうるおう」といった品質を重視するニーズとともに、「デザインが良い」「おしゃれ」など見た目にもこだわりたいというニーズが高まっており、コンセプトそのものは間違っていなかったことを確認。従来品の不満点については、サイズが洗面所に合わないなどの意見が上がった一方で、中身に関する意見はほとんどみられなかった。
　そこで今回は、潜在顧客が最も多かった20代の若い女性に設定し直し、中身の品質はそのままに、パールホワイトとピンクを基調によりかわいさを訴求したボトルデザインに改良。また、小さな洗面所にも置けるように、一回り小さいコンパクトなサイズに変更した。

　プロモーションは、新ターゲットの利用率が高いSNSなどWeb上で参加型企画を盛り込み、ファン化を促進していく。また、発売時には、本体と詰替用（１回分）をセットにした限定企画品を展開し、新規トライアルの獲得を図る。