岩瀬コスファ、サンケア原料として「Avalure Flex-6 Polymer」を拡販

C&T 2016年3月15日号 52ページ

カンタンに言うと

岩瀬コスファ、サンケア原料として「Avalure Flex-6 Polymer」を拡販
 化粧品原材料商社大手の岩瀬コスファの見坊行広取締役研究開発部部長は、近年の美白・サンケア市場において「有効な新規成分の市場投入は少ない」とし、効果アップを狙った原料の提案を強化していると語る。

 サンケア向けの原料としては、2015年11月に発売された「Avalure Flex-6 Polymer」(アバリュア フレックス―6 ポリマー、「Avalure」はルーブリゾール社の登録商標)をサンケア製品へのSPF値向上剤として勧めている。同原料は、優れた顔料分散性、乳化安定性、フィルム形成、レオロジー効果などの機能を併せ持つ多機能型ポリマーだ。

 性状は白色の粉体であり、「酸化チタン」(TiO2)、「酸化亜鉛」(ZnO)などの金属酸化物との相性が非常に高く、顔料の分散性を向上させることができる。

 この顔料分散性を確認するため、20%のミネラルオイルの中に2%の親油化(疎水修飾)した酸化チタンを分散させる実験を行ったところ、ムラがなく均一に分散した。顔料の均一分散性を向上させることにより、高いカバー力とプロテクション性を発揮する。また、 「均一に分散するほど皮膜としての紫外線防御力が向上する」(見坊氏)。

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