ライオン、V-2計画を利益面で1年前倒し達成へ

粧業日報 2016年11月14日号 1ページ

カンタンに言うと

ライオン、V-2計画を利益面で1年前倒し達成へ
 ライオン(濱逸夫社長)の2016年第3四半期決算(1~9月)は、新製品や高付加価値品が好調だったことなどで増収大幅増益となった。これを受けて通期業績は、前期を初年度とする3カ年の「V-2計画」最終年となる来期目標を利益面で1年前倒しして達成する見通しとなった。このため来期については、次の「V-3計画」に向けた新たな布石を打つ年と位置づけている。

 ライオンの第3四半期累計決算は、売上高が5.9%増の2901億3400万円、営業利益が72.2%増の190億6400万円、経常利益が65.0%増の202億3700万円、純利益が75.9%増の130億4300万円と過去最高益を更新した。

 荒利益率は2.3P増の58.9%、経費率は0.2P減の52.4%と共に良化している。この結果、営業利益率は2.6P増の6.6%、経常利益率は2.5P増の7.0%と収益性は大幅に向上している。

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