美容業界、単価アップへの取り組みが活発化

週刊粧業 2018年4月30日号 1ページ

美容業界、単価アップへの取り組みが活発化
 矢野経済研究所が発表した理美容市場調査によると、美容市場がほぼ前年並みで推移する中、理容市場が前年割れとなった結果、2017年度の市場規模は前年度比0.5%減の2兆1474億円となった。一方、理美容化粧品市場は前年度比1.2%増の1416億円となっている。

 理美容業界は生産性向上のために店販事業を強化しており、中高年女性のエイジングケアニーズに対応したヘアケアやスカルプケア等の施術と連動する店販品の販売が伸長している。特に、アッシュ系カラーのトレンドがヘアカラー市場全体を底上げし、ヘアカラー関連商材の販売が好調に推移している。

中高年層への付加価値提案で
サロンの平均利用金額が上昇

 全国理美容製造者協会(NBBA)が発表した「2017年度サロンユーザー調査」(全国の15~69歳までの女性で最近1年間に3回以上美容室を利用している者、n=5300、インターネット調査)によると、最近1年間のヘアサロン平均利用回数は5.9回で、年代が上がるごとに回数も増え、60代では7.1回となった。

 サロン利用状況をみると、最近1年間の美容室での「ヘアカラー」利用率は54.0%で前年の52.6%を超え、年代別では10代が33.0%と最も低くなったものの、前年の28.3%を上回った。一方、20代は53.1%で前年(53.6%)を下回り、2年連続で下落傾向にある。それに対して最も高くなったのは50代で59.5%だった。

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