化粧品業界 新規参入支援企業、日本ブームで海外進出支援も加速

週刊粧業 2018年7月30日号 1ページ

化粧品業界 新規参入支援企業、日本ブームで海外進出支援も加速
 化粧品市場が活況を呈する中、業界への新規参入の動きも賑わいをみせている。

 最近では国内市場はもちろん、インバウンド人気を踏まえて海外進出も視野に入れた参入をシナリオに取り込む企業も増えている。その一方で海外ブランドの日本進出も加速し、より多くの企業が化粧品ビジネスに関与するようになった。

 新規参入を支援する気鋭の企業の動向を追った。

まずは実情把握で心の準備
ブランディング武装で軸を守れ

 取材を重ねて感じたのは、インターネットなどでこれほど豊富な情報が溢れているにもかかわらず、化粧品業界の実情を理解しないまま新規参入に踏み切ろうとする企業が多いことである。

 この業界で戦っていくための体力(資金)や気力(人材)がどれくらい必要なのかわからないまま輸入の段取りをしてしまう、商品をつくってしまうケースが散見される。賑わう化粧品売場は他業界の人の目に「おいしく」映るようだ。

 日本のOEMメーカーは少ロットでも対応するところが多く、新規参入を後押してくれる心強い存在だ。しかし参入企業側がきちんとブランディングや商品設計をせず、意思の疎通をしないまま全面的にOEMメーカーに任せてしまうと後でつじつまが合わなくなることがある。

 商品をつくるまでは順調だが、あとづけでブランディングをしようとすると立ち位置がわからず、軸がブレたまま見切り発車をすることになる。そうすると課題に直面した際に、対応に苦慮してしまうのだ。

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