【週刊粧業選定】2018年化粧品日用品 業界10大ニュース

週刊粧業 2018年12月10日号 1ページ

【週刊粧業選定】2018年化粧品日用品 業界10大ニュース
 週刊粧業では、2018年12月10日号において「2018年化粧品日用品業界10大ニュース」を発表した。

 1位には「インバウンド需要旺盛で、メーカー各社の業績が好調」が入った。

 内需だけでは前年並みを維持することすら難しい昨今の国内化粧品市場の状況を考えれば、当然の結果と言えるかもしれない。

 実際、今年に入り高伸長を続けてきた化粧品出荷統計が9月だけマイナス推移(前年同月比1.5%減の1407億1500万円、19カ月ぶりのマイナス)となったことで、インバウンド需要の大きさが改めて浮き彫りになった。

 続いて、「化粧品大手、中期経営計画・ビジョン策定で成長加速へ」が2位につけた。

 2018年は、大手化粧品メーカーが「極めて重要な局面」と位置づけていたようで、資生堂、コーセー、花王グループの大手3社が揃って、中期経営計画やビジョンを発表した。

 以下、3位に「シワ改善美容液を軸にサイエンスコスメが好調」、4位に「IFSCCミュンヘン大会、資生堂・ミルボンが最優秀賞受賞」、5位に「Beauty Tech元年」迎え、AI、IoTの活用が活発化」、6位に「化粧品統計、輸出額増加・輸入額減少と好対照に」、7位に「日用品は『簡便』なのに『効果』の高い商品が人気に」、8位に「OEM各社、好業績を背景に積極的な設備投資相次ぐ」、9位に「原料各社、安定供給体制の構築で市場成長を後押し」、10位に「容器業界、大手の設備投資で調達難がやや解消の方向へ」がランクインした。

【第1位】インバウンド需要旺盛で
メーカー各社の業績が好調

 業界最大手・資生堂の2018年12月期第2四半期連結業績は、売上高が前年同期比12.8%増の5325億9600万円、営業利益が105.1%増の711億1100万円、純利益が153.5%増の476億6600万円となり、純利益は年間ベースでの過去最高(08年3月期、355億円)を上回った。

 特に、成長エンジンである日本事業においては、売上高が14%増の2385億円と好調に推移しており、国内化粧品市場が2~3%程度の伸長(同社推計)で推移する中、店頭売上が17%増、日本人による売上成長が10%程度、インバウンド売上が39.1%増(480億円)となっている。つまり、増収分(605億円)のうち、インバウンドの貢献は22.3%にも及んでいる。

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