メナード、働く女性の輝き感尺度を作成、美しさの秘訣に迫る

粧業日報 2020年11月18日号 5ページ

メナード、働く女性の輝き感尺度を作成、美しさの秘訣に迫る
 日本メナード化粧品は、働く女性から見た「輝く女性」のイメージについて、「心の安らぎ」や「仕事に対する熱意」といった6つの要素で構成されることを見出し、その輝き感を数値化できる「働く女性の輝き感尺度」を作成した。

 この尺度を指標に、女性をさらに輝かせる総合的な美容提案へ応用していくという。この研究成果については、今年6月に開催された日本感情心理学会第28回大会(Web開催)にて発表している。



 同社が働く女性124名を対象に、「輝く女性」のイメージを調査したところ、約98%が「輝く女性は美しく見える」と感じ、「輝く女性になりたい」と考えていることがわかった。

 続いて、輝く女性のイメージについて自由記述式で回答してもらい、多く使用された言葉を抽出。「自分が輝いていると感じるときの状態」と「身近な、輝いて見える人の状態」を思い浮かべてもらい、自由記述で得られた「笑顔が多い」や「自分の信念がある」など気持ちや見た目に関する66項目に対し、「全く当てはまらない(1点)」から「非常によく当てはまる(6点)」までの6段階評価を行った。



 この回答を用いて因子分析(回答者の反応が似ている共通した因子を見つける統計手法)を行い、輝く女性のイメージを解析したところ、「心の安らぎ」「仕事に対する熱意」「見た目への意識」「表情の素直さ」「他者への貢献意識」「自分に対する満足感」の6つの因子で構成されていることがわかった。

 6つの因子に含まれる言葉を各因子3語ずつ選び、全18項目の働く女性の輝き感の程度を数値化する心理尺度(働く女性の輝き感尺度)を作成した。

 この尺度を用いることで、どのようなメークをしている人が輝き感が強いかなど美しさの秘訣をスコア化できるようになることから、同社はこの尺度を、今後の美容提案や商品開発に応用していくという。
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