資生堂は、世界88の国と地域で展開するブランド「SHISEIDO」にて、創業150周年を契機としたキャンペーン「From life comes beauty.『うつくしい』は、いのちの話。」を6月1日から展開する。
キャンペーンでは、うつくしさの本質であるいのちを見つめ、そのメカニズムを追求し続けてきた資生堂の変わらぬ姿勢を世界に向けて発信するとともに、ライフサイエンス研究の成果を結実させたブランド「SHISEIDO」の限定品(全3品)を世界各国で順次数量限定で発売する。
時代がどれほど変化しても、人々がうつくしさを求める気持ちは変わらないことを信じ、「SHISEIDO」は150年間うつくしさの本質を追い求め、人々の内面から放たれる「生命美=いのちのうつくしさ」を輝かせる商品を生み出してきた。
同社は、混迷が続く現代において見出すべき「うつくしさ」を「いのち」と結論づけ、世界中の人々が年齢や性別、地域を超えて「うつくしさ」について考え、そのうつくしさの正体である「いのち」や「いきること」そのものを見つめながら、対話を続けることの尊さを語りかけていく。
限定商品は、「Heritage(過去)」「Living Innovation(現在)」「Future(未来)」で構成。デザインは、大正時代に当時の意匠部に所属していた矢部季氏が作成した、包装紙の唐草をモチーフとしている。それを3Dソフトで立体化、様々なアングルで撮影して容器やケースにあしらった。過去の資産を活かしつつ、150年の歴史を背負いながらも新たな未来をダイナミックに切り開いていく、「いのちの躍動感」を表現している。
資生堂が研究し続けてきたライフサイエンスの象徴として、キャンペーンエンブレム「Alive Ring」を制作した。デザインは、資生堂が100年も前から採用してきた唐草文様を昇華させ、創業の精神の継承と、いのちとうつくしさを常に見つめてきた開発姿勢を表現している。Alive Ringの赤い色と円の形で、ライフサイエンス研究や、そこから生じる循環するうつくしさを表した。キャンペーンのエンブレムとともに、世代や文化を超えた人たちの生き生きとした表情からなるグラフィックをグローバルに展開する。