ホシケミカルズ、国ごとに最適な関税制度活用を提案

週刊粧業 2023年6月19日号 6ページ

カンタンに言うと

  • 処方開発から製造、輸出を包括支援
ホシケミカルズ、国ごとに最適な関税制度活用を提案
 化粧品・医薬部外品・健康食品の提案型OEM/ODMを主軸とするホシケミカルズでは、国内営業部門と海外事業部門が連携し、同社が処方開発から製造までを手がけた製品を対象に、EPA(経済連携協定)やFTA(自由貿易協定)など様々な関税制度を活用した国内クライアントの海外進出サポートを強みとしている。

 同社が手がける国内クライアントのOEM製品は、スキンケアからメークアップまで幅広く、中でもスキンケアの割合が比較的多いという。

 最近では、UVやメークアップの受注が増加し、コロナや円安など様々なマイナス要因があった中でも、国内クライアント企業の海外輸出実績は着実に増えているという。

 「煩雑な手続きや手間がかかる輸出関連の業務は、一般的にブランドメーカー様側が担うケースが多い。そのため、貿易業務を担う当社の海外事業部門が輸出手続きをサポートすることで、クライアント企業は販促やマーケティングに社内リソースを集中できるメリットがある。また、EPAやFTAなどの関税制度を活用することで、関税圧縮のコストメリットを提供できる点も我々の強みだ」(販売推進チーム/広報主任 平地祥子氏)

 同社では海外の現地企業からOEMを受注するケースも多く、テクスチャーや香りといった現地のニーズや好まれる傾向、気候などをもとに海外向けの製品開発を得意としてきた。

 国内クライアント企業の海外輸出に関しては、こうした現地のニーズを踏まえた製品づくりだけでなく、海外の現地企業との取引で培った関税制度のノウハウを活かし、クライアントが進出を希望する国や地域に最適な関税制度を提案できる点もアピールしている。

 国内クライアントの輸出支援では、EPAの活用でタイとベトナムが最も多く、AFTA(ASEAN自由貿易協定)や二国間経済連携協定などを活用し、ASEANへの輸出実績も伸びているという。

 「単に海外向け製品を作るだけでなく、各国にマッチした製品開発から輸出の煩雑な業務までを一貫してサポートできる強みを今後も強化し、『海外向けの製品を作るならホシケミカルズ』と言われるようなOEM企業を目指したい」(平地氏)
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