天真堂、自社ブランドの知見をOEMへ還元

週刊粧業 2023年8月21日号 6ページ

カンタンに言うと

  • 上期はリピート・新規ともに好調
天真堂、自社ブランドの知見をOEMへ還元
 化粧品・健康食品のOEM/ODM事業を展開する天真堂の2023年上期(1~6月)は、リピート・新規ともに好調で、前年同期を上回る実績で推移した。

 上期の振り返りと下期の重点戦略について、酒井裕一郎社長に話を伺った。

 ――上期を改めて振り返っていただけますか。

 酒井 1月に出展した化粧品開発展で新規案件を獲得したことに加え、リピート受注も好調で非常に良い形で今期を折り返すことができた。

 OEM事業の拡大には、自社ブランドで培った販売経験を踏まえ、クライアントの販売を支援していくことが不可欠であると捉えている。

 その一環として、当社の岩手八幡平工場で製造し、これまで通販チャネルで展開してきた主力製品のプロテイン「エクサスリム」は、今年6月から岩手県のアンテナショップ2店舗(盛岡・銀座)で販売を開始し、オフラインでの拡販も進めている。

 自社ブランドではこのほか、今年5月より応援購入サービスのmakuakeで先行販売を開始したオリジナルサプリメント「宴の風雷神」が、目標達成率が480%と好調で、今後は飲食店への卸販売を行っていく。

 ――下期の重点戦略をお聞かせください。

 酒井 自社ブランドの事業を確立していくためには、消費者への認知が重要なポイントとなる。

 そこで、当社では今期からプロサッカープレイヤーの香川真司選手と長谷川唯選手を公式アンバサダーに起用し、両選手の肖像をホームページやコンテンツに活用することで、企業・ブランドの認知拡大を目指している。

 エクサスリムは、夏から秋にかけて新たなフレーバーを4種類追加し、ラインナップのさらなる拡充に努めていく。

 宴の風雷神は、当社が9月よりプロ麻雀リーグ(Mリーグ)に参加するチーム「KADOKAWAサクラナイツ」のスポンサーに就任し、それに伴い選手ユニフォームに宴の風雷神ロゴを掲載することで、商品認知の拡大へとつなげていきたい。

 下期はこのほか、9月から業務オペレーションの改善に向けて受注状況を可視化するステータス管理システムの運用をスタートする。また、外部講師と一緒にカリキュラムを構築した育成研修を7月から年末にかけて新たに実施する。天真堂のミッションとスピリッツを踏まえた人材育成に努め、会社のさらなる成長を目指していく。
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