【週刊粧業】 2023年春の化粧品容器・パッケージの最新動向
多様性社会の時代と言われる中で、「個」の力が勢いを増している。SNSのインフルエンサーらがプロデュースしたコスメブランドが近年、次々と生まれている。かつて「プロデュースコスメ」と言えば、TVや雑誌などで活躍する著名な俳優やタレントの知名度やイメージを活かしたブランドだった。1990年代後半から2000年代前半にかけて人気に火がついたドクターズコスメに代表されるように、皮膚科医やメークアップアーティスト、エステティシャンなどその道の専門家が自ら、製品開発に携わる化粧品ブランドを立ち上げ、新たな市場を築いた。2010年代に入りスマートフォンの普及率が上がり、それに呼応する形でSNSのサービスが台頭し、新たな「プロデュースコスメ」が生まれている。今特集では、関連企業5社(I-ne、Manual Japan、セララボ、レカルカ、プリウーム)を取材した。