【週刊粧業】2022年化粧品業界 基礎データ
これまで右肩上がりの成長を続けてきた化粧品OEM/ODM業界だったが、2020年は新型ウイルスの影響で化粧品市場全体が大きく落ち込み、それにともなう受注・生産量の減少で成長にブレーキがかかった。コロナ禍の長期化で、21年もインバウンドが蒸発したまま、外出自粛やマスク着用の常態化により、口紅を中心にメークアップ市場はいまだ回復の目途が立たない状況だが、スキンケア市場はネットやTVなどの通販系ブランドや、敏感肌用や肌あれ対策など悩み改善型ブランドが好調に推移している。カテゴリー・品目によって好不調のバラつきが見られ、化粧品OEM各社の業績も、主要製造品目や抱える顧客基盤によって異なっている。今特集では、関連企業14社(天真堂、エア・ウォーター・ゾル、OEM、フェイスラボ、ケイズ、近代化学、エフシー中央薬理研究所、マーナーコスメチックス、テクノビューティーサプライ、日進化学、ミック・ケミストリー、日本天然物研究所、サティス製薬、sanpack)を取材した。