ビタミンC60バイオリサーチ、クリーンビューティ処方を提案

週刊粧業 2020年1月20日号 10ページ

ビタミンC60バイオリサーチ、クリーンビューティ処方を提案
 フラーレン化粧品原料の製造販売に加えて輸入原料の販売も手がけるビタミンC60バイオリサーチは、「第10回化粧品開発展」において、植物性スクワランに植物由来フラーレンを溶解させ、抗酸化力に優れた100%植物由来のエイジングケア原料「リポフラーレンN」を筆頭に、AE Chemie社(アメリカ)の100%天然由来オイル「Bikira Oil」と同オイルを出発原料とした界面活性剤・可溶化剤・乳化剤などを紹介する。

 ビタミンC60バイオリサーチではこのほど、約4年の研究期間を経て植物(国産木材)からフラーレンを得ることに成功、生産効率やコスト面での課題もクリアし、「リポフラーレンN」の製品化を実現させた。

 今展示会からサンプルを配布し、2020年4月より受注を開始する。



 「リポフラーレンNは、全て植物由来でできており、ISO16128に基づく自然由来指数が1(100%)となる。生産工程においても環境負荷を抑え、容器資材もパウチにしゴミの量を削減するなど、環境にも配慮している。また植物由来フラーレン配合濃度1%以上の製品には、植物由来フラーレンを表すロゴマークを使えるよう準備している。植物由来のリポフラーレンNは、従来のリポフラーレンと同等の機能性・処方でお使いいただける。価格面についても従来と同様の価格帯で提供できるようにしたいと考えている」(林源太郎社長)

 1月21日に開催されるセミナーでは、「ナチュラル・天然化粧品へのフラーレン等ご提案」をテーマに、リポフラーレンNとBikira Oil各種原料を組み合わせ、シンプルな処方設計で高性能を実現する「クリーンビューティ処方」を複数紹介する。

 Bikira Oilは、抽出溶媒を一切使用せずにコールドプレスで抽出した8種類の天然オイル(オリーブ・ひまわり・アルガン・チェリーコーヒー・グリーンコーヒー・マルーラ・バオバブ・クランベリー)を、オイル美容液用途としてそれぞれラインナップしている。

 また、同オイルを出発原料とし、100%天然由来を実現した界面活性剤(AECOSOFT)と乳化剤(EmulsiPure)、洗浄成分(AECOSOLV)をブースで紹介する。

 「今展示会では、持続可能でサステナブルな原料開発の取り組みを追及する当社の考えを業界に向けて広くアピールするため、ナチュラルを前面に打ち出したブースレイアウトにしている。現在展開しているその他のフラーレン原料に関しては今後、植物由来フラーレンに全て切り替えていく方針だ」(林社長)
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