コロナ禍による非接触の浸透で体験のオンライン化が加速

C&T 2020年6月15日号 14ページ

コロナ禍による非接触の浸透で体験のオンライン化が加速
 新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、日本国内では「非接触」や「非対面」への対応策として、リモート化やデジタル化の動きが一気に加速している。

 これに伴い、対面重視とされる化粧品業界においては、オンライン上で店頭での接客と同じようなリッチな体験を消費者へいかに提供できるかが大きな課題となっており、VR(仮想現実)やAR(拡張現実)などの最新テクノロジーを活用した新たな美容製品・サービス「BeautyTech」への注目がますます高まっている。

 今特集では、アイスタイルの矢野貴久子BeautyTech.jp編集長にBeautyTechの最新動向や今後の展望について話を伺うとともに、同分野における有力企業5社(パーフェクト・ドリコス・Novera・コードミー・AppBrew)のサービスを紹介する。

ARバーチャルメークが本格的に普及
革新的な製品・サービスが続々と誕生

 ――Japan BeautyTech Awards 2019受賞企業の顔ぶれを踏まえ、美容分野における「BeautyTech」の動向についてお聞かせください。

 矢野 2019年を振り返ると、大賞を獲得したパーフェクトのユーザー向けARメークアプリ「YouCamメイク」が立役者となり、ARバーチャルメークが今やネット上だけでなく店頭でも普及し、インフラ化したエポックメーキングな1年だった。

 準大賞に選ばれた花王の新技術「ファインファイバーテクノロジー」は、様々な企業が人工皮膚やセカンドスキンの研究開発を進める中、簡単で手軽に自然な極薄膜を形成する革新的なアイテムを一早く実用化した点が高く評価された。

 「BeautyTech」においては今後、人工皮膚やセカンドスキンの分野が各社の切磋琢磨によりさらなる進化を遂げ、ますます面白くなっていくだろう。

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