コロナ禍のスキンケア、23%でハンドクリームの使用頻度が増大

コロナ禍のスキンケア、23%でハンドクリームの使用頻度が増大
 自然派化粧品ブランド「草花木果(そうかもっか)」を展開するキナリは、2020年6月2日~15日にかけて、約3786名の会員メンバーを対象に、「新しい生活様式を取り入れて起こったライフスタイルの変化」についてアンケート調査を実施した。

 新型コロナウィルス感染防止のための「新しい生活様式」の中にある「一人ひとりの基本的感染対策」には、3つの基本「ソーシャルディスタンスの確保」「マスクの着用」「手洗い」があるが、中でも「マスク着用」は、スキンケアやメークアップ習慣に変化を及ぼしていることが、今回の調査でわかった。

 テレワーク勤務により、おうち時間が増え、外出時のマスク着用が必須となる中、毎日行うスキンケアの使用頻度に大きな変化が起きている。

 「使用が増えた」のは、ハンドクリームだった。約23%が使用が増えたと回答している。外出先から屋内へ入る際には、石けんを使った手洗いはマスト事項であり、頻繁なアルコール消毒により、手荒れや乾燥に悩む人も少なくない。手のひらサイズの製品も多く、持ち運びにも便利な「ハンドクリーム」の使用頻度が増えたと答えたメンバーが目立った。

 「使用頻度が変わらない」のは、洗顔(89%)や化粧水(83%)などで、おうち時間が増えても、基本の手入れとして行う人が多く、使用頻度に変化がないと答えた人は8割以上に及んだ。肌のコンディションを整える「美容液」(69%)や保湿アイテムも、「変わらない」と答えた人が7割近かった。外出機会が減っても、肌の手入れは大切と捉えている人が多く、自分自身を鼓舞させるためにも、きれいへ導くスキンケアは大切なルーティンと認識していることがわかった。

 「使用が減った」のは、外出機会が減り、ノーメークで過ごす時間が多くなったことから、「メーク落とし」(42%)、「日やけ止め」(33%)だった。メーク落としの頻度が「減った」と答えた人は4割以上にのぼった。また、おうち時間では紫外線を気にしないためか、日やけ止めの使用が「減った」と答えた人が3割以上だった。
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