資生堂、SHISEIDO初のブランド旗艦店を創業の地・銀座にオープン

粧業日報 2020年8月19日号 1ページ

カンタンに言うと

  • テクノロジーとヒューマンタッチを融合させた美の最新施設。新たな時代と未来を見据え、「バーチャルストア」も同時オープン。
資生堂、SHISEIDO初のブランド旗艦店を創業の地・銀座にオープン
 資生堂は7月31日、世界88の国と地域で展開しているSHISEIDOの初のブランド旗艦店「SHISEIDO GLOBAL FLAGSHIP STORE」(東京都中央区銀座3丁目3番13号 「阪急阪神銀座ビル」)を、創業の地・銀座にグランドオープンする。

 ビルの3フロアを使用し、SHISEIDOが展開する路面店として世界最大規模の店舗面積となる。なお、スキンケア、メークアップのほか、ブランドが展開する全商品をラインナップし、店舗限定商品も販売する。

 「SHISEIDO GLOBAL FLAGSHIP STORE」は、銀座を訪れる国内外の顧客に対し、ブランドの世界観を発信し、最新のテクノロジーとヒューマンタッチを融合させた美の体験を提供する施設。多様化する美へのニーズやライフスタイルに対応し、五感を使って自由に楽しく化粧品を試せるデジタルテスター、顧客のニーズに合わせた美容カウンセリング、日本初導入の先端メディテーション体験等を展開する。

 新型コロナウイルス感染症の拡大を受け「非接触型」購買ニーズが増している中、店舗の衛生管理を行うとともに、「非接触型」で実施する美容カウンセリングや、商品を自動で試せるオートテスター等、新しい生活様式に合わせ、顧客が不安なく体験できるコンテンツを取り入れた。

 さらに、Webサイト上でまるで店舗に行ったかのような体験ができ、そのままブランドのECサイトで商品の購入ができる「バーチャルストア」も同時にオープンする。

 店舗のデザインコンセプトは「Japanese Digital Garden」。日本的な美意識と自然を象徴する日本庭園をモチーフとし、和紙や木、西陣織などにインスパイアされた素材、水音、光のゆらぎなどを取り入れている。銀座から、日本の美「Japanese Beauty」を世界中に発信する。

 店内では、ウィズ/アフターコロナにおいても、顧客が不安なく店舗での体験を楽しみ「美」を通じてパワーを持ち帰れるように、検温、手指とテスターの消毒、マスク着用ほか飛沫防止策、ソーシャルディスタンスなどの感染対策とともに、コンテンツにも新しい取り組みを導入している。

 非接触による購買体験の実現に向けては、体験結果を記録し、購入したい商品をカートに入れられるリストバンド「S CONNECT」と、商品情報をタッチパネル上で調べて比較検討できるデジタルテスターを導入。人と接触することなくトライアルから購買まで体験できるフローを可能にした。さらに、非接触で試せる美容液とファンデーションのオートテスターも導入している。

 アプリを活用し、「非接触」でビューティーコンサルタント(BC)からスキンケアやメークの個別アドバイスを受けられる新しいレッスン形式のカウンセリングを展開する。これにより顧客は、オリジナル動画を見ながら自分で商品を試すセルフ形式か、BCから説明を受けながら試す形式を選択できる。受けたレッスンの内容はマイページで確認でき、自宅で復習することが可能だ。

 さらに、店舗に行かなくてもコンテンツを体験し、商品をECサイト「SHISEIDO公式オンラインストア」で購入できるバーチャルストアを「SHISEIDO GLOBAL FLAGSHIP STORE」サイトに設置する。

 VRで店内を回遊し、知りたいコンテンツにカーソルを合わせると、コンテンツの紹介動画を視聴できる。2階で体験できる美容レッスンのコンテンツでは、BCが季節の肌状態に合わせたアドバイスやメークのテクニックを紹介する動画を見ながら、自宅で実践できる。動画で使用する商品が表示され、クリックすると、ECサイトに遷移、そのまま購入が可能だ。
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