資生堂 魚谷雅彦社長、生涯顧客づくりへ取り組む

週刊粧業 2021年1月1日号 40ページ

資生堂 魚谷雅彦社長、生涯顧客づくりへ取り組む
 昨年、世界経済は全世界で感染が拡大した新型コロナウイルス感染症の影響を受け、未曽有の危機を迎えました。

 資生堂は「世界で勝てる日本発のグローバルビューティーカンパニー」となるため、昨年は中長期戦略「VISION2020」の最終年度の年として、全社一丸となり日々取り組んでまいりました。

 新型コロナウイルス感染症の拡大による影響で、生活者のライフスタイルや意識が大きく変化する中、迅速に生活者の実態を捉え、手指に優しい消毒液をはじめとした商品開発や、いま役立つ美容・生活にまつわる情報提供など、本業を通じて資生堂にしかできないことを徹底的に取り組んでいます。

 本年は中期戦略「WIN2023」がスタートし、2023年に完全復活をするための大変重要な1年であると捉えています。当社の強みである高付加価値スキンビューティー領域をコア事業とし、新しい価値創造に向けてさらなる挑戦をしてまいります。

 中でも日本事業は、資生堂グループの中核をなす事業です。新ビジョン「Quality of Beauty Life」の実現に向け、すべての考え方や活動の中心を「お客さま起点とした美の価値提供」とすべく、抜本的な改革を進めています。

 とくに専門店事業においては、「人生100年時代のビューティーパートナー」という専門店さまと共に目指す共通ビジョンのもと、「生涯顧客づくり」に全力で取り組んでいます。

 本年は、化粧品専門店専用ブランド「ベネフィーク」の刷新のほか、デジタル技術を活用した新たな化粧体験の提供=協働プラットフォームの開設にもチャレンジします。

 リアルとデジタル、それぞれの強みを活かし、融合させ、お客さまの期待を超える価値を創造・提供し続けることで、「生涯顧客づくり」への取り組みを一層加速させてまいります。

 未だ先行きが不透明ではありますが、新型コロナウイルス感染症がもたらした足元の厳しい環境を改革の機会と捉え、引き続き市場・生活者の変化に迅速に対応し、ビューティービジネスを通じて、生活者と専門店さま、そして社会に貢献していきます。
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