進栄化学、安心・安全・探求で本質追求

週刊粧業 2021年5月17日号 20ページ

カンタンに言うと

  • 進化系「防腐システム」の開発も
進栄化学、安心・安全・探求で本質追求
 進栄化学は、出展する「CITE JAPAN2021」で、「安心・安全・探求」をテーマに、自社オリジナル原料をはじめ国内外のユニークな特徴をもつ化粧品原料を紹介する。

 展示ブースでは、同社の原点である「無触媒エステル」をはじめ、エジプトの塩湖に生息する微生物由来の機能性原料「エクトインSF」や、オーストラリア・Quintis社製の「サンダルウッド精油」、同社のサンダルウッド心材を使用し、自社で開発をした「サンダルウッド/ハチミツ発酵液」「サンダルウッドエキス」など天然由来の新規原料も紹介する。

 「無触媒エステル」は、1969年に製造特許を取得して半世紀以上、品質トラブルがほとんどなく様々な製品に採用されてきた。

 西山万里社長は、「変わらぬ品質で化粧品トレンドの変化にも対応してきた」と話す。近年は「触媒フリー」のエステルとして、無添加やクリーンビューティなどをコンセプトとする製品にも採用されている。

 天然由来の抗菌素材「AgーP水」と、天然由来原料を組み合わせることにより製剤の防腐が期待できる「防腐システム」(5種)として提案し、処方設計をサポートしていく。

 西山社長は、「コロナ禍で生活者は生活の質を重視し、より安全・安心なものを求める傾向が強まっている。化粧品を構成する原料についても、トレーサビリティはもとより、サステナビリティやSDGsなどに対応できる高品質な原料を広く紹介していく」と力強く語った。

 同社は、2020年5月に設立60周年を迎えた。

 西山社長は、コロナ禍での節目の周年になったが、「会社の歴史を振り返り、新たな成長戦略に向けて社内体制を見直す有意義な1年になった」と話す。

 新たな成長に向け、自社HPをリニューアルし、製品資料も刷新した。さらに、取り扱い原料をわかりやすく紹介するYouTube動画の配信も行い情報発信力を高めていく。
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