ライオン、熊本県合志市と包括的連携協定を締結

粧業日報 2022年2月25日号 4ページ

ライオン、熊本県合志市と包括的連携協定を締結
 ライオンは1月24日、熊本県合志市と、地域社会の発展・口腔健康の実現に貢献する包括的連携に関する協定を締結した。この連携を通して、口腔ケアの意識を高めるきっかけづくりになるアプリケーションの提供や具体的なオーラルケアの方法の提案などを行い、合志市における口腔健康の実現を支援していく。

 歯科医師や歯科衛生士によるプロケアと自ら行うセルフケアの連携による予防歯科が注目される中、同社は、幼少期から高齢者まで、様々な製品・情報発信を通じたオーラルケアの習慣づくりを長年提案してきたことに加え、新たに各個人の口腔に関わるデータを活用し、より専門的でパーソナライズされた口腔健康習慣づくりをサポートする事業に取り組んでいる。

 中長期経営戦略フレーム「Vision2030」では、成長戦略の1つとして「4つの提供価値領域における成長加速」を掲げ、「オーラルヘルス」領域の強化に取り組んでいる。口腔健康データを利活用する事業基盤を構築し、口腔健康に関わる全ての接点において、ステークホルダーとの連携により様々なサービス展開へつなげ、一人ひとりの生活文脈の中に、ヘルスケアの新たな形として溶け込ませることで、予防歯科行動の習慣化を促す新たな事業の創出を目指している。

 こうした中、今回、地域社会発展と市民の口腔健康実現に向けてヘルスケアデータを活用した先進的な取り組みを進めている合志市との間で包括的連携協定を締結した。今後は、合志市市民へ口腔の健康状態について考えるきっかけとなるアプリの提供や、口腔ケアへの興味関心が高まるような情報提供などを通じて、予防歯科の新たな行動習慣化と地域活性化の手段を見出していく。

 今回の取り組みでは、合志市の地域住民に対する健康増進支援の知見と、同社の予防歯科啓発のナレッジや画像・簡易アンケートから口腔の健康度を見える化するデジタル技術を組み合わせ、市民の口腔関連データを活用した口腔健康の習慣化と、生活介入による歯科健診受診率向上を促していく。

 生活文脈に合わせた様々な情報提供や、自宅にいながら口腔関連データに基づく日々の口腔ケアに関するアドバイスを受けることで、セルフケアの見直しや、定期健診の受診など、口腔健康を考える新しいきっかけづくりを促し、地域社会の自律的な口腔健康習慣の定着につなげていく。
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