資生堂 堀場氏、抗加齢医学会総会 最優秀演題賞を受賞

粧業日報 2022年7月13日号 1ページ

カンタンに言うと

  •  IL-34の減少によりマクロファージバランスが乱れ皮膚老化を促進
資生堂 堀場氏、抗加齢医学会総会 最優秀演題賞を受賞
 資生堂 みらい開発研究所 堀場聡研究員が、第22回日本抗加齢医学会総会(2022年6月17~19日)にて、「IL-34発現量の低下にともなうマクロファージのM1/M2バランスの乱れは露光部皮膚のインフラマエイジングを引き起こす」というテーマで発表し、老化に関する多分野にわたる研究の中から特に優れた研究発表に対して贈られる「最優秀演題賞」を受賞した。

 慢性炎症のメカニズムを明らかにすることは高齢化社会においてQOL向上を目指すうえでは重要で、特に慢性炎症が老化を促進する「インフラマエイジング」は様々な疾患の原因となる可能性が示されており、そのメカニズムの解明が急がれている。

 日光に暴露されている皮膚においては、慢性炎症が生じ、それによりシワやたるみが生じることが以前より示唆されてきたが、その詳細なメカニズムはわかっていなかった。

 研究では、免疫細胞の一種であるマクロファージのバランスの乱れが露光部皮膚においてインフラマエイジングを引き起こし、さらに表皮から供給されるIL-34の減少がインフラマエイジング発生のメカニズムに関与する可能性を初めて示した。
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