バスクリン、「日本の名湯」で温泉地活性化を支援

週刊粧業 2022年7月4日号 24ページ

バスクリン、「日本の名湯」で温泉地活性化を支援
 バスクリンは、「温泉地公認」の入浴剤「日本の名湯」シリーズの育成強化を図る。今年3月には「日本の名湯 澄みわたる豊潤」(30g×14包)を数量限定発売しており、下期も引き続き注力して販売促進していく。

 「日本の名湯」シリーズは、各温泉地で温泉に関わる活動をしている自治体や団体のお墨付きを得て、開発・発売している。

 開発担当者たちは実際に現地の温泉に赴き、温泉に入ってお湯の感覚を体感するだけではなく、各温泉の成分のデータを収集・分析し、入浴剤に適した成分で上位3成分を選び、比率を実際の温泉にできるだけ近づけた処方で開発を行っている。また、現地で体感した情緒や風情を、湯色と香りで表現している。さらに、家庭の風呂釜への影響や、残り湯の洗濯への使用に関しても実験・研究を重ね、安心して使用できる商品開発を行っている。

 今春発売した「日本の名湯 澄みわたる豊潤」は、「透明湯」を詰め合わせたアソートタイプ。21年に発売して好評だったため、再発売した。

 同社は、観光客の減少や経営環境の変化に直面している温泉地の活性化や支援を目的に、21年8月より売上の一部を公認温泉地に寄付する「『日本の名湯』応援プロジェクト」を行っている。22年2月には787万269円を全国17カ所の温泉地へ寄付した。

 プロジェクトの認知拡大に向けて、下期よりWeb動画広告を展開する。また、7月15日には同社と包括連携協定を結んでいる乳頭温泉のある秋田県仙北市にて、同社代表の三枚堂正悟氏の仙北市観光大使就任式と「日本の名湯」第2回寄付金贈呈式を同時開催する。

 「温泉地活性化の一助となれるよう、引き続き商品の認知拡大、ブランド価値の向上に取り組んでいく」(同社)
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