ライオン、一般用医薬品の新工場を建設

粧業日報 2022年12月8日号 6ページ

カンタンに言うと

  • 総工費は約180億円、2025年の完成めざす
ライオン、一般用医薬品の新工場を建設
 ライオンは、同社小田原工場(小田原市田島100)の敷地内に一般用医薬品の新工場(敷地面積:約4800㎡、主要生産品:解熱鎮痛薬)を建設する。総工費は約180億円で、2023年3月の着工、2025年中の完成を目指す。

 同社グループは、パーパス「より良い習慣づくりで、人々の毎日に貢献する(ReDesign)」を起点に、経営ビジョン「次世代ヘルスケアのリーディングカンパニーへ」の実現に向けた取り組みを進めている。

 2022年からスタートした中期経営計画「Vision2030 1st STAGE」では、成長戦略の1つとして「成長に向けた事業基盤への変革」を掲げ、生産インフラ等の強化に取り組んでいる。

 一般用医薬品市場は、人々の健康意識の高まりを背景に、市場は堅調に推移すると想定している。特に、同社が「バファリン」シリーズを展開している解熱鎮痛薬市場は、新型コロナウイルス感染症により市場が拡大しており、今後もセルフメディケーションの広がりによって、さらなる成長が見込まれる。

 これら一般用医薬品分野において、将来にわたってより安定的な生産供給体制を確立すべく、稼働から一定の年数が経過している現医薬品工場に代わる新工場を建設し、生産を移管することとした。

 今回建設する新工場は、生産工程における省力化を実現するとともに、投資判断においてはICP(インターナルカーボンプライシング)を活用しており、CO₂排出量を低減するなど環境にも配慮した設計となっている。
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