ライオン、風邪の引きやすさと歯みがき行動の関係を調査

粧業日報 2023年1月13日号 4ページ

カンタンに言うと

  • 睡眠時間・歯みがき回数・栄養バランスが風邪の引きにくさと相関
ライオン、風邪の引きやすさと歯みがき行動の関係を調査
 ライオンは、2021年12月に20~69歳の有職者3288名(男性:1554名、女性:1734名)を対象に、運動や生活習慣(睡眠・食事・歯みがき等)と風邪の引きやすさとの関係について調査した。

 その結果、運動はもとより生活習慣の中の睡眠時間や食事内容が風邪の引きやすさと関係していることがわかった。また、歯みがき行動において、歯みがき回数の多い人や帰宅直後に歯みがきをする人の方が風邪を引きにくいこともわかった。

 なお研究内容については、2022年10月7~9日に行われた第81回公衆衛生学会にて発表している。

 具体的には、睡眠が7時間以上の人は、7時間未満の人に比べて風邪を引きにくい傾向にあること、食事の栄養が偏っていない人(魚介・野菜・果物・乳製品を毎日摂っている人)は、栄養が偏っている人(菓子類や砂糖入り飲料を毎日摂っている人)に比べて風邪を引きにくい傾向にあること、1日3回歯をみがく人は、1日1回の人に比べて風邪を引きにくい傾向にあること、帰宅直後に歯をみがく人は、みがかない人に比べて風邪を引きにくい傾向にあることがデータ上でも裏づけられた。一方、毎日は湯船につからなかったとしても、咳風邪の引きやすさに影響を与えないことも判明した。

 同社では、今回の調査結果を受け「帰宅直後に手洗いだけでなく歯みがきを取り入れるなど、日常生活において健康維持に向けた工夫をすることが大切」とコメントしている。
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