メナード、10~80代の皮膚における老化細胞の数について解析

訪販ジャーナル 2023年7月31日号 5ページ

カンタンに言うと

  • 皮膚の老化細胞の蓄積は30歳頃から加速
メナード、10~80代の皮膚における老化細胞の数について解析
 日本メナード化粧品は、藤田医科大学と共同で、10~80代の皮膚における老化細胞の数について解析した。その結果、30歳頃から皮膚の老化細胞の数が増え始め、その後、蓄積が加速していくことが明らかになった。

 皮膚の機能低下については、30歳前後で感じ始める人が多く、この時期は「お肌の曲がり角」とも言われている。しかし、なぜ多くの人が30歳前後で皮膚の機能低下を感じるのかについては研究が進んでいなかった。

 そこで今回は、皮膚の機能低下と老化細胞との関係について着目し、加齢にともなう皮膚の老化細胞の数の推移について解析した。

 その結果、表皮と真皮ともに老化細胞の増加と蓄積が30歳頃から加速していくことが明らかになった。さらに、この要因として皮膚における老化細胞を除去する機能が、加齢とともに低下していくことが関係していると考えられた。

 以上の結果から、本来皮膚では老化細胞は除去されるはずだが、加齢とともにその除去機能が低下していき、その結果、老化細胞の蓄積が増大していくことがわかった。

 この発見から、皮膚の機能維持には、老化細胞の除去が重要であり、この除去機能を維持・改善することで、老化細胞の蓄積を防ぎ、皮膚の老化を予防し、健康な状態を保つことができると考えられる。今後は、これらの研究成果を活用し、皮膚科学の進歩と新しい再生医療技術の開発につなげていく。
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