花王、すみだ事業場が操業100周年

粧業日報 2023年11月7日号 1ページ

カンタンに言うと

  • 今後は新たな製品・サービスのアジャイル開発に注力

花王、すみだ事業場が操業100周年
 花王すみだ事業場は、1923年に吾嬬町工場としてその活動を開始して以来、2023年8月に操業100周年を迎えた。

 花王グループで最も長い歴史を持つすみだ事業場は、花王の原点である高級化粧石けん「花王石鹸」や、シャンプーという言葉を社会に定着させた「花王シャンプー」、日本初の洗たく用洗剤「花王粉せんたく」、石けんに代わる洗顔料「ビオレ」、皮膚科学にもとづいた化粧品「ソフィーナ」など、豊かな生活文化の実現に貢献する、暮らしを変える製品を数多く届けながら、文化交流活動や生活者研究などを通じて地域住民とともに発展してきた。



 今後は、従来の大量生産・大量消費のモノづくりから、資源や環境への負担が小さいモノづくりへと変革し、人々のこころ豊かな暮らしと、持続的に発展し循環する思いやりある社会の実現に向けて、地域とともに進化していく。

 研究開発・事業・サプライチェーン・管理部門等が集結したすみだ事業場では現在、生活者に近い立地を活かして、地域に根ざして生活者をよりよく知る活動を一層強化し、各部門が連携して多様なニーズに対応した価値ある製品やサービスの創造に取り組んでいる。

 また、事業場内の東京工場を新たな事業や挑戦に向けた新体制「インキュベーションセンター東京」として始動させているほか、人と人をつなぎ新たな価値を創造する環境の整備も進めながら、人と社会と地球にやさしいモノづくりの拠点へと変革を推進している。

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