花王とキリン、内臓脂肪と免疫活性に関する日本初の発見

粧業日報 2023年11月30日号 3ページ

カンタンに言うと

  • 内臓脂肪が多くpDC活性が低い人は感染症の罹患リスクが高いことを発見
花王とキリン、内臓脂肪と免疫活性に関する日本初の発見
 花王とキリンホールディングスは、肥満がウイルス感染症の重症化につながるなど肥満と免疫の関連性が注目される中、2022年11月から内臓脂肪と免疫の司令塔(プラズマサイトイド樹状細胞、以下pDC)の活性について、その関連を調査する研究を共同で実施してきたが、このほど、内臓脂肪が多いとpDC活性(免疫機能)が低いこと、内臓脂肪が多くpDC活性が低いと、新型コロナウイルス感染症・インフルエンザの罹患リスクが高いことを日本で初めて確認した。

 つまり、この研究結果により、内臓脂肪量が少ない状態を保ち、pDC活性を高く維持することが、新型コロナウイルス感染症・インフルエンザへの罹患リスクの低減につながることが示唆された。

 この事実は世界でもまだ論文報告されていない発見であり、今回の研究成果は、宮城県で開催される第44回日本肥満学会・第41回日本肥満症治療学会学術集会(2023年11月25日・26日)で発表した。

 今後、両社は研究力を掛け合わせ、人々が健康に暮らせるためのさらなる健康価値の探索を続けていく。
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