花王・和歌山工場、都市緑化機構から「緑の殿堂」に認定

粧業日報 2024年1月10日号 3ページ

花王・和歌山工場、都市緑化機構から「緑の殿堂」に認定
 花王 和歌山工場は、公益財団法人都市緑化機構が運営する民間事業者が所有・管理する緑地を客観的に評価する「緑の認定」制度SEGES(Social and Environmental Green Evaluation System、社会・環境貢献緑地評価システム)から、「緑の殿堂」に認定された。

 SEGESでは、企業によって創出された良好な緑地と日頃の活動・取り組みについて、地球温暖化やヒートアイランド現象の緩和、地域生態系の保全、良好な景観の保全と創出、地域社会とのコミュニティ醸成や安心・安全なまちづくり等、社会や環境に貢献していることを第三者審査会に評価してもらい、都市緑化機構が認定を行っている。

 認定にあたっては、江戸初期に造成された県指定史跡のクロマツ林を有し、量・質ともに臨海部の工場の手本となり、工場と緑地の新しい関係性を構築するコンセプト「樹木も人も元気な工場づくり」のもと、工夫を凝らした活動に取り組む姿が高く評価された。

 和歌山工場では、「豊かな共生世界の実現」を目指して、社会の持続的発展のため、環境保全と人の安全に配慮したESG視点のよきモノづくりを実践している。生物多様性に配慮した場内の防潮林の保全など自然環境保護や地域貢献活動に継続して取り組み、2005年にSEGES「そだてる森」部門に認定されて以来連続して、2017年以降は5段階の最終段階の認定を維持・更新してきた。

 こうした緑を通じて長く取り組んできた社会・環境貢献が評価され、今回、「緑の殿堂」に認定された。
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