コーセーは、 男性が「大切にしたい印象」の調査で上位に挙げる「信頼」「誠実」などの印象がナチュラルメークで高まることを実証した。この結果は20代と40~50代のいずれでも確認されており、特に40~50代はベースメークのみでも大きく印象が高まることがわかった。
最近では男性にもメークのニーズが高まっており、これらの結果を、店頭での接客やメークレッスンにて活用していく。
近年、メンズメークのニーズが拡大し身だしなみを整える目的でメークを取り入れる男性が増えている一方で、メークによって他人に与える印象がどのように変わるのかについては十分に明らかにされていなかった。そこで今回、男性の「大切にしたい印象」を年代別に調査し、ナチュラルメークをすることが、どのような印象変化をもたらすのかを検証した。調査にあたっては、世代によっても印象変化の程度に違いが出るのではないかという仮説から、Z世代と言われる20代と、X世代と言われる40~50代の2つの世代に焦点を当てて検証した。
10~60代の男性1330名を対象に実施した「大切にしたい印象」調査では、20項目の印象ワード(形容詞)の中から自身が「大切にしたい印象」の上位3個を選択してもらったところ、20代の男性が大切にしたい印象の上位3つは「信頼できる」「意欲的な」「誠実な」であった。40~50代の男性が大切にしたい印象の上位3つは「信頼できる」「誠実な」「おだやかな」であった。
ナチュラルメークによる印象評価は、20代の男性(19名)と40~50代の男性(17名)計36名を対象者とし、男女128名を評価者として行われた。
対象者の「素顔」「ベースメーク(リキッドファンデのみ使用)」「ナチュラルメーク(リキッドファンデ、アイブロウ、無色のリップクリームを使用)」の状態をそれぞれ撮影した画像を評価者が目視し、20項目の印象ワードを5段階で評価してもらったところ、20代の大切にしたい印象で上位の「信頼できる」「意欲的な」「誠実な」は全てナチュラルメークによって高まった。
40~50代の大切にしたい印象の「信頼できる」「誠実な」はナチュラルメークによって高まったことに加え、ベースメークのみでも大きく高まった。そのほか、特に印象が高まる項目としては、「清潔感のある」「りりしい」印象(年代共通)、「自信のある」(20代)、「若々しい」印象(40~50代)という結果になった。