コーセー、新機能を付加し「メイク キープミスト EX +」へ刷新

　コーセーは2月16日、メークアップの仕上げに顔に吹きかけるだけで汗や皮脂、こすれなどによる化粧くずれを抑える仕上げ用ローション「メイク キープ ミスト EX」を刷新し、従来品に表情の動きや時間の経過によるメークよれの防止効果を付加してさらにメークキープ力が進化した「メイク キープ ミスト EX +」（想定価格：80mL・1320円、35mL・880円）と限定品「メイク キープ パウダー サクラピンク」（想定価格：5g 1320円）を全国のドラッグストア・量販店・Maison KOSÉ（店舗とECサイト）などで発売する。

　初代となる「メイク キープ ミスト」は、2019年6月に発売。メークの仕上がり後に手軽に顔に吹きかけるだけで高いメークキープ効果が続く利便性と機能性の高さが評価され、メークの仕上がりを保つメイクアップフィクサー市場を一気に拡大させるヒット商品となった。

　コロナ禍に入ると、マスク着用による化粧くずれを防止するためにメークアップフィクサーの需要が急速に高まり、各社から化粧くずれを防ぐアイテムが数多く登場した。「メイク キープ ミスト」も、拡大するニーズに応え、さらなる高い付加価値を提供するため、2021年3月に、皮脂テカリに強くミストがより細やかになった「メイク キープ ミスト EX」としてリニューアルした結果、初代を超えるヒットとなり、この市場における同社の地位を確固たるものにした。

　アフターコロナ時代を迎え、消費者のメーク頻度が再び高まったこともあり、付けたてのメークを保ちたいという需要はさらに拡大、「メイク キープ ミスト」と「同EX」は2023年12月末時点で累計出荷本数950万本を突破した。

　また、同じコンセプトのルースパウダーや化粧下地といったラインナップも追加することで「メイク キープ シリーズ」として拡大、シリーズ全体でこの成長市場を牽引し、その存在感をさらに高めている。

　今回発売する「メイク キープ ミスト EX +」は、メークキープ力をさらに進化させた仕上げ用ローション。汗・皮脂・水・こすれなどによる化粧くずれに加えて、表情の動きや時間の経過によるメークよれも防ぐ。既存品にも配合されている「汗・皮脂プルーフ成分」「皮脂テカリ・くずれ防止成分」に加え、新たに高いメークキープ効果と耐水性を持つ「スーパーメイクコート成分」を配合した。

　この成分は、同社が独自開発した「架橋型MQレジン」という皮膜を形成する樹脂素材で、汗やこすれに強い強靭性と肌の動きに追従する柔軟性を兼ね備えるため、毛穴やシワといったメークよれしやすい部位にフィットしながら、表情変化によるメークよれや時間経過によるテカリを防ぐ。

　また、従来品よりも優れた耐水性を発揮、さらに汗や水に強くなったスーパーウォータープルーフへとパワーアップした。保湿成分としてシカ（CICA）成分を新たに配合し、乾燥感の少ない使い心地を実現するとともに、大気中の微粒子から肌を守り、マスクへのメークうつりも防ぐ。

　同時発売する「メイク キープ パウダー サクラピンク」は、「メイク キープ」シリーズの中でも、顔に塗布するだけで皮脂テカリを防止し、美しい仕上がりが長時間持続するルースタイプ「メイク キープ パウダー」の限定品。春を想起させる八重桜をテーマに、ライトピンクを取り入れたデザインと繊細な八重桜の香りを採用。ピンクのパウダーとパールを配合し、自然な血色感とツヤを与える。気温上昇によってメークアップフィクサーのニーズが拡大し始める春先に、季節に合わせた限定品を展開することで、「メイク キープ」シリーズの売上拡大につなげる。

　機能性を追加しリニューアルすることで、拡大を続ける顧客ニーズに応え、既存顧客へのロイヤルティ向上、新規顧客の獲得につなげる。また、メークアップフィクサー市場を牽引する商品として、その存在感をさらに高め、確固たる地位を築いていく。