コーセーは2月18日、品川区の小学校にて触覚をテーマにした親子ワークショップ「親子触覚探検隊!肌と化粧品で学ぶタッチの世界」を開催した。
リアルなコミュニケーションにおいて欠かせない「触覚」をテーマに、同社の研究員から触覚の科学を紹介し、身の回りのものや化粧品などに触れながら、一人ひとりの感じ方の多様性とその大切さを学ぶ機会を提供した。
肌は「触覚」という機能を通じて、外の世界とつながるためのインターフェイスの1つで、触覚を通じて得られる情報は、一人ひとり異なる感じ方を形成し、その人の「感性」の多様性の一部となっている。しかしながら、現代はスマートフォン1つで様々な情報を集められる時代であり、かつ外出機会が減少したコロナ禍に直面したことにより、リアルで感じる情報の重要性が見直されつつある。
対面でのコミュニケーションが回復してきている今、肌と触覚の役割を幼少期から知ることは、子どもたちの感じ方の多様性を育み、それを大切にする機会になると捉え今回のワークショップを開催することになった。
イベントでは、触覚に関する科学的な講座だけでなく、人々に幸せやワクワクをもたらす化粧品を題材の一部にすることで「自らの肌で触る面白さやその感じ方の多様性の大切さ」を楽しみながら伝えられることを目指し、自分の肌をはじめ、化粧品研究でも使う人工の肌、髪の毛、はけ、スポンジなどを題材に、触る部位や触るスピードなどを変えた時の「感じ方や好み」を調査した。
子どもたちは「髪の毛は触れる方向によって手触りが違った」「はけで触れるスピードを遅くしてみたら、気持ちよかった」など、自由な触り方を通じて新たな発見や自身の感じ方を表現していた。
次に親子でコーセーのスキンケア化粧品5種類の感触を試してもらい、指先と肌に集中して、それぞれの化粧品を念入りに感じながら自分の好みについて順位づけを行ってもらった。参加者の「好みの順位」を集計し、その類似性に応じてマッピングすると、子どもたちの好みは、想像以上に多種多様であり、大人と比較して大きな違いはないこともわかった。
「イベントでは普段あまり気にしていない自らの肌や触覚に注目するところから始まり、化粧品などの様々なものにリアルに触れることで、感じ方は人それぞれで異なるという『感じ方の多様性』を確かめ合うことができた」(同社)
この記事は粧業日報 2024年2月27日号 5ページ 掲載
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