花王、アジア、日本で唯一18年連続で世界で最も倫理的な企業に選定

　花王は、米国のシンクタンクEthisphere Institute（エシスフィア・インスティテュート）が発表した「World's Most Ethical Companies 2024」（世界で最も倫理的な企業）に選定された。

　2007年に同賞が創設されて以来、18年連続で選定されているアジア、日本で唯一の企業となった。

　「World's Most Ethical Companies」は、企業倫理や企業の社会的責任を専門にする米国のシンクタンクEthisphere Instituteが毎年発表しているもので、透明性、誠実さ、倫理、コンプライアンスに関する優れた成果を挙げる企業を表彰している。「企業倫理とコンプライアンスに関する取り組み」「環境と社会への影響」「倫理的企業風土」「ガバナンス」「サードパーティ管理」の5つの項目について評価を行い、優れた企業が選定される。

　花王グループでは企業行動の原点として、創業者が残した「正道を歩む」という言葉を、企業理念「花王ウェイ」の基本となる価値観の最初の項目として掲げている。

　これは法と倫理に則って行動し、誠実で健全な事業活動を行うことを意味している。「花王ウェイ」を実践するための企業行動規範として、「花王ビジネスコンダクトガイドライン」も全世界の花王グループで共有されている。判断に迷ったときに立ち返る礎として、日々の仕事の指針として、企業と社会の持続的な発展を実現させるための基本として活用・実践している。

　今回の受賞に際し、長谷部佳宏社長は、「行動原則にある『果敢に挑む』姿勢で今後さらに変化する社会においても業界を牽引していく企業となれるよう、高い目標に向かって挑戦し続けていく決意を新たにし、私たちの使命である『豊かな共生世界の実現』を目指していく」とコメントしている。