コーセー、国際的なデザイン賞「iFデザインアワード2024」を受賞

　コーセーは、雪肌精の高付加価値シリーズ「雪肌精みやび」から発売されているハイパフォーマンスクリーム「クリームネクタル」のパッケージデザインで国際的に権威あるデザイン賞「iFデザインアワード2024」を受賞した。「iFデザインアワード」の受賞は、昨年度の「コスメデコルテスノークラリファイア」に続き、2年連続の受賞になる。

　ドイツ・ハノーバーを本拠に設立されたデザイン振興のための国際的な組織が1953年から主催する「iFデザインアワード（iF Design Award）」は、毎年全世界の工業製品等を対象に優れたデザインを選定、表彰しており、IDEA（International Design Excellence Award／米国）、レッドドット・デザイン賞（Red Dot Design Award／ドイツ）と並び、世界３大デザイン賞の1つとして世界的に知られる。今年は132名の専門家により、72カ国・地域から応募された1万1000点近くのデザインが厳正に審査された。

　iFデザインアワードでは、市場においての差別性・フォルム・機能・アイデア・インパクトの5つのポイントが審査項目に挙げられているが、「雪肌精みやびクリームネクタル」は、デザインの独自性において高評価を得たことが受賞につながった。

　今回の受賞に際し、コーセー商品デザイン部デザイン室の吉田雄貴氏は、「夜の寝る前のお手入れの最後に使用するクリームであり、デザインは夜から朝にかけて、明るさに満ちた印象の肌に導く効能を表現している。これは浮世絵に見られる夜空に浮かぶ月と、月の光を受けて輝く松のモチーフからインスピレーションを受けている。和漢を主体とした成分に対し、パッケージや、開封から使用するシーンの所作も日本の伝統的な文化に則り、1つのストーリーで表現することで効能感を高めている。また、伝統的な職人技や美術的要素を、最新の技術やサステナブル素材を用い再解釈することで、日本の文化的価値の発信を行っている」とコメントしている。