資生堂は、無意識の偏見の解消を目指した中学生向けの無料教材「誰もが自分らしく美しくいられる世界へ」の提供を継続する。2年目となる2024年は、4月から随時授業が開始され、全国1万人以上の生徒の受講を予定している。
同社が展開するプレステージブランド「SHISEIDO」は、多感な時期を迎えるより多くの中学生に対して、それぞれのありたい姿に向かって一歩踏み出すための学びと気づきを深めてもらうこと目指し、無料教材「誰もが自分らしく美しくいられる世界へ」を2023年4月より全国の希望する先生へ提供している。現在まで、既に延べ192校、1万6000人以上の生徒に学びの機会を届けた。
SHISEIDOは、持続可能な開発目標(SDGs)に取り組む独自のグローバルプロジェクト「Sustainable Beauty Actions」の一環として、2022年9月より「SEE,SAY,DO.」プロジェクトを展開している。
このプロジェクトの一環として、ブランドが目指す性別・年齢・国籍などにとらわれず、誰もが自分らしく人生を楽しみ、個々の美しさに共鳴しあえる世界の実現のために、「Unconscious Beauty Bias(自分らしい美しさを制限する無意識の思い込みや偏見)」に注目し、中学生向けに開発した。
多感な時期を迎える中学生の日常に潜む無意識の偏見に目を向け「自分らしい美しさ」について学びと気づきを深めるきっかけになればという想いを込め、知る(SEE)、議論する(SAY)、アクションを起こす(DO)の3ステップにつながるよう、前半「気づく」、後半「考える」の2パートで教材を構成した。
この取り組みを通じて、一人ひとりの学びや気づきがありたい姿に向かって一歩踏み出すきっかけとなり、それが美しい社会の実現につながっていくことを伝えていく。
展開1年目に実施した生徒へのアンケートでは、「自分が気づかなかっただけで、偏見などから差別されたり、生きづらくなっている人がいるとわかった」「自分では気づかないことを班で共有して気がつけた」等、前向きなコメントもあり、授業の満足度は6点満点中4.84点と高い評価だった。
また、授業前には62%にとどまっていた偏見への意識が90%まで高まり、「無意識の偏見や思い込みについてもっと目を向けていきたい」といった回答が寄せられたという。
この記事は粧業日報 2024年4月19日号 3ページ 掲載
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