資生堂、「SHISEIDO Tahiti Pro」大会に2年連続で冠協賛

粧業日報 2024年5月7日号 6ページ

2024年5月7日 10:00

粧業日報 ESG・SDGs・CSR活動

カンタンに言うと

タヒチのサンゴを守る海洋保全団体「Coral Gardeners」に寄付

　資生堂が世界88の国と地域で展開するブランドSHISEIDOは、5月22～31日まで、フランス領ポリネシア・タヒチ島にて開催される「SHISEIDO Tahiti Pro」大会に2年連続で冠協賛する。

　2024年はオリンピック・イヤーであり、サーフィン競技は同じタヒチ島で開催される。タヒチ島「チョープーの波」は、世界最恐の波とも言われ、サーファーたちは高い精神力と技術が試される。今年の「SHISEIDO Tahiti Pro」は、オリンピックを前に世界最高峰のサーファーたちが競い合う、またとない機会となる。

　SHISEIDOは、サンケアを通じて「Respect for Oceans」をテーマに、グローバルで海を守る活動「SHISEIDO BLUE PROJECT」を実施している。サーフィンの世界的団体「WSL（World Surf League）」とのパートナーシップを通じて、海と過ごし、海を大切にするサーファーたちと活動を行い、地域コミュニティーや次世代の子供たちにも、プロジェクトの意義を伝え、美しい海を守る活動を継続する。

　今年も、WSLのグローバル・サステナビリティーパートナーとして、大会開催前に、WSLの非営利団体「WSL PURE」「WSL One Ocean」、海洋保全団体「Coral Gardeners」の協力のもと、サンゴの再生・保護活動を実施する。

　昨年保護したサンゴ礁の経過観察を行い、健全化を図るためのワークショップを予定している。サンゴの生態系を守る重要性を地域コミュニティーやサーファーたちに伝えるため、プロジェクトのアンバサダーである五十嵐カノア選手、地元の子どもたちも参加する。

　また、海洋保全活動に継続的に取り組むため、WSL PUREの助成金プログラムを通じて寄付する。これらの資金は、海洋保全団体「Coral Gardeners」が取り組むサンゴ再生プロジェクトに活用される。地域コミュニティーの海洋保護への意識向上と参加を促すことで、タヒチを象徴する美しいサンゴの保全・保護を支援する。