聖マリアンナ医科大学、幹細胞化粧品のさらなる発展に期待

週刊粧業 2013年1月1日号 34ページ

カンタンに言うと

聖マリアンナ医科大学、幹細胞化粧品のさらなる発展に期待
 ――再生医療において、これまでの研究の歩みをお教え下さい。

 井上 再生医療では約25年間、多血小板血漿(PRP)を用いた難治性皮膚潰瘍治療を研究しています。褥瘡(じょくそう)を含む難治性皮膚潰瘍は現在、各種の治療方法が考案され、それなりの成果を上げていますが、まだ満足すべき治療法は確立されていません。

 PRPを用いた治療法とは、患者自身の血液から濃縮した血小板を皮膚潰瘍の創部に適用し、潰瘍を治療する新しい再生医療技術の一つです。これまでの治療に対して、効果が見られなかった難治性皮膚潰瘍の患者に有効性が期待されます。

 この治療法は、聖マリアンナ医科大学形成外科学、幹細胞再生治療学(アンファー寄附)講座により独自に技術改良され、安定した有効性が得られるようになったことから、第2項先進医療として2011年9月に国の承認が得られ、形成外科において患者の診療が可能となりました。

あと69%

週刊粧業の有料プラン(制限なし)をご契約の方のみ閲覧可能です

  • PC、スマホからいつでも
  • WEBでかんたん記事検索
  • お手元に届く紙面版も販売
有料プランについてはこちら
ホーム > 化粧品業界人必読!週刊粧業オンライン > 聖マリアンナ医科大学、幹細胞化粧品のさらなる発展に期待

ライブラリ・無料
ダウンロードコーナー

刊行物紹介

定期購読はこちら
お仕事紹介ナビ

アクセスランキング

  • 日間
  • 週間
  • 月間
PDF版 ダウンロード販売
化粧品マーケティング情報
調査レポート
株式会社矢野経済研究所
pagetop