星の国商事、集大成描いた新店舗で化粧水と乳液の愛用者獲得めざす

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星の国商事、集大成描いた新店舗で化粧水と乳液の愛用者獲得めざす

 星の国商事は今年2月1日、化粧品専門店4店舗目となる「星の国 イオン岩見沢店」をオープンし、3代目の高瀬直樹社長にとって2010年5月の社長就任以来、初となる新規出店を果たした。

 JR札幌駅直結の地下街「アピア」内にある「ビーハウス星の国アピア本店」を中心に、道内で3店舗を運営してきた知識と経験を活かし、新店ではどのような想いを胸に店づくりを目指していくのか――。高瀬社長に出店の狙いや今後の抱負を聞いた。(記事全文はこちら

同社初のアルビオン取扱店
イオンとの取引も出店要因に

 イオン岩見沢店は、札幌から旭川を繋ぐ国道12号線沿いに位置する。岩見沢市内の人口は約8万7000人で、星の国商事では5年前から同市内に資生堂とディシラのみを取り扱う「ビートライ星の国岩見沢店」を運営している。

 高瀬社長は、新店の出店経緯について、「イオン岩見沢店の中には元々、アルビオンを取り扱っていた薬局があったが、OTC医薬品が価格競争に陥り、やむなく撤退することになった。その際、薬局の社長からアルビオンの売上げがかなりあり、化粧品専門店として続けてみてはどうかと打診されたことが出店のきっかけだった」と説明する。

 しかし、高瀬社長は岩見沢市の人口が約9万人で、本店のある札幌市の190万人と比較すると大きな売上げを獲得する見込みがないと考え、1度は申し出を断った。

 では、なぜ一転して出店を決意するに至ったのか。その理由について、高瀬氏は次のように語る。

 「売上だけの観点から考えれば、出店することはなかった。出店に至ったポイントは大きく2つあり、1つはこれまでの3店舗でアルビオンの取り扱いがなかったため、新ブランド・メーカーと取引することで事業展開の幅を広げたいという思惑があった。2つめは、イオンとの取引関係を新たに構築しておくことが今後の経営戦略において非常に有益となると判断し、これらを踏まえて出店を決意した」

 新店ではアルビオンのほかにも、同社で初めてカバーマークとアクセーヌを導入した。取り扱いブランドはアルビオン、エレガンス、コスメデコルテ、プレディア、トワニー、ベネフィーク、カバーマーク、アクセーヌ、CAC、ヒノキ肌粧品、ハリウッドで全てカウンセリングブランドで構成している。

 さらに、同社初の取り組みとしては、イオン内に家族連れが多いことからキッズルームを設置し、子連れの来店客がゆっくりと買い物ができる空間を提案している。

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