ジャパンゲートウェイ・堀井社長、価値訴求マーケットの創造で飛躍図る

週刊粧業 2015年4月20日号 8ページ

カンタンに言うと

ジャパンゲートウェイ・堀井社長、価値訴求マーケットの創造で飛躍図る
 ノンシリコンブームの火付け役であるジャパンゲートウェイは、短期間で急成長を遂げてきた。

 同社の代名詞「レヴール」や「メルサボン」「リガオス」などの製品群は、常に消費者の目を楽しませる個性的なパッケージで心を掴み、使用感でリピーターを創出し、確かな地位を築きつつある。

 今年で10期目という節目を迎える中、堀井氏は「価値訴求マーケットの創造」を掲げ、さらなる飛躍に向けて企業改革に乗り出している。

曖昧さを払拭し正確性を追求
先行イメージからの打開めざす

 ――何故このタイミングで改革を始められたのでしょうか。

 堀井 当社は非常に短期間で成長してきた一方、物事への具体性、効率性、綿密さなどの行動見通しが甘く、正確さという面で目が行き届いていなかったと言わざるを得ません。

 特に、在庫の保有率などの把握管理が適切にできておらず、在庫過多になっていました。

 また、取引先の方々に当社の「企業ポリシー」が正確に伝わっておらず、実態が掴めない会社であったと思います。

 当社の最大の使命は、価値訴求マーケットの創造です。私はデフレを長引かせる要因の一つとして、近年の小売業様で起こっている価格競争が挙げられると考えています。周辺の競合店舗やインターネット通販と価格を競い、低価格化が進行している中でものが売れても、モノの価値が正当に評価されなければデフレからの脱却は叶いません。小売業様の存在価値を高め、低価格競争から抜け出すべく、連携して価値訴求を行い、価値相応の価格で販売してきました。

 起業時から掲げている「価値ある個性的な商品でお客様の心を弾ませ、買い物に楽しみを提供する」という信条のもとに商品を展開してきた一方、「ノンシリコンブームの先駆け」というイメージが先行し、企業内外問わず、根本的な信念が伝わっていませんでした。

 課題が浮き彫りになった今こそ、改革を進めるべきだと考えました。

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