化粧品製造メーカーに真空乳化機などを販売しているエヌ・ピー・ラボ(東京)は、7月1~3日に東京ビッグサイトで開催される化粧品の研究開発・製造技術展「インターフェックス ジャパン」で、主力の真空乳化機や液体充填機などを展示し、性能の高さなどをアピールする。
同社は約15年間にわたって、化粧品の大手メーカーや受託製造会社などに真空乳化機などを販売しており、導入実績を順調に積み上げてきた。
機械性能の高さや割安な価格設定を強みとしているほか、「機械の配置や動線を踏まえて工場の空間全体をデザインできる」(菊地正仁社長)という総合的なサポート力も高い評価を集めている。 菊地社長は、実際に「工場全体をレイアウトするような依頼が増えている」と話す。
今回の展示会では、真空乳化機のほかに液体充填機も展示する。昨年の同展示会で初めて披露して以降、性能やコストパフォーマンスの高さなどから、予想を上回る反響が寄せられているという。
菊地社長によると、この液体充填機は容器ホルダーのサイズを自動で調整できるほか、タッチパネルで簡易な操作が可能であるなど、従来の機器にはない性能が備わっており、割安な価格とともに支持を集める要因になっているようだ。
さらに、同社はここにきて耐圧防爆規格「d2G4」をクリアし、国内で要求される最高レベルの防爆体制を整えていた。
菊地社長は、「従来から1つの目標としていたレベルにまで到達した」とし、また一歩、事業領域が広がったかたちだ。
同社は真空乳化機などの機器販売のほかに、食品用加工原料の輸入販売や健康食品などの商品開発コンサルティングも手掛けている。近年は特に、食品原料事業が急拡大しているという。
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この記事は週刊粧業 2015年5月25日号 30ページ 掲載
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