アサヌマコーポレーション、洗練された色彩の造形美を表現

週刊粧業 2015年7月13日号 54ページ

カンタンに言うと

アサヌマコーポレーション、洗練された色彩の造形美を表現
 アサヌマコーポレーションは他業種からの参入企業の取り込みや既存客の取引拡大、取り引きが途切れているお客との関係再構築を目的として今展示会に参加した。「洗練された色彩の造形美」をテーマとしたカラフルなブースでは、メークアップに強いOEMをアピールし、製品を実際に体験してもらうことで、高い技術力を披露した。

 展示された中では特に5つの製品が好評だったという。

 ワックスとパウダーの中間の感触の「シルキーチップオン」と発色の良い「顔料リキッドペン」をダブルエンドで組み合わせた新商品では、特にシルキーチップオンが人気で、粉とびがなく、なめらかな感触で来場者の注目を集めた。

 グローバル企業にすでに採用されている「エマルジョンベース」はリキッドとパウダーファンデーションの利点を併せ持っている乾燥肌向けの製品で、カバー力の良さが定評だ。

 日本の有力メーカーに採用されている「高機能リキッドアイライナー」は、水に強い。ウォータープルーフかつお湯で落とせる「油性マスカラ」はまつ毛のカールが出やすく、にじみにくい。

 湿式の立体成型多色パウダーはパウダー粒子の間に空気が入るため、軽い感触で肌に塗布でき、美しい仕上がりになる。

 麻沼雅海社長は「具体的に話が進んでいる商談も多い」と述べ、順調にフォロー活動が進んでいると語る。

 「今期は最新処方や新しい容器の設計などの『技術革新』、多色成型を中心とした『新しい美の製品開発』、基礎化粧品の積極的なアピールを行っていく。また、設備面では新研究所棟を建設し、技術力を強化していく予定だ。基礎化粧品は今期、国内で3億円、海外で1億円の売上げを目標に掲げて注力していく」(麻沼社長)
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