エヌ・ピー・ラボ、真空乳化機の取引実績が右肩上がりで拡大

週刊粧業 2015年8月24日号 18ページ

カンタンに言うと

エヌ・ピー・ラボ、真空乳化機の取引実績が右肩上がりで拡大
 「低価格・高品質」を売りに真空乳化機などの化粧品製造機器を販売しているエヌ・ピー・ラボ(東京)は、事業開始から15年が経過する中で導入実績を順調に積み上げており、業界における認知や信頼も高めてきた。

 現在、取引企業は数百規模に上るといい、特に社歴が10年の節目を迎えた頃から急激に取引が広がったという。創業者でもある菊地正仁社長は、この15年を振り返り「信用度が高まっている」と手応えと感謝を口にし、今後の事業拡大にも意欲を燃やしている。

 同社が販売しているのは韓国最大手の真空乳化機メーカー「宇元機械」が製造したものだ。同社は欧米やアジア各国への輸出実績も豊富で、現在もフル稼働の増産体制を続けているという。

 そうした実績が裏付けるように機械性能が高く、さらに安価な価格であることも見逃せないポイントとなっている。化粧品製造メーカーにとって大型機械の導入は費用負担が小さくないため、コストを抑える意味でも導入メリットがありそうだ。

 さらに、エヌ・ピー・ラボの事業範囲は輸入代理店としての役割にとどまらない。機械は日本で同社が設計し、それを基に韓国で製造。その後の工場への搬入や配置、さらにアフターメンテナンスなどは、すべて同社が行っているのだ。

 菊地社長は、「ただの商社ではなく、総合的にサポートできる。特に最近は、工場の空間全体をレイアウトするようなケースが増えている」と話す。

 さらに最近になって、耐圧防爆規格「d2G4」もクリアし、日本国内で求められる最高水準の防爆体制を整えた。

 そんな同社は、先月開催された化粧品の研究開発・製造技術展「インターフェックス ジャパン」にも出展し、主力の真空乳化機のほかに、導入間もない液体充填機を披露するなどした。

 これまで同展示会への出展も随分と重ねてきた。菊地社長は「もう7~8回出展している。認知や信頼を高めるうえでも、意義は大きい」と力を込める。今年も例年同様に手応えがあったとし、新たな取引につながりそうな事例もあるという。来年の出展も既に決めた。

 同社はこうした真空乳化機をはじめとする機械販売のほかにも、食品原料の輸入や健康食品の商品開発などを手掛けており、特に近年は食品原料が実績を拡大させている。

 菊地社長は創業20年、さらにその先を見据え「多面的に事業を展開していきたい」と意気込んでいる。
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