花王2015年12月期中間決算、増収2ケタ増益

週刊粧業 2015年8月10日号 4ページ

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花王2015年12月期中間決算、増収2ケタ増益
 花王の2015年12月期第2四半期連結業績は、売上高が前年同期比4・4%増の6951億6700万円、営業利益が21・8%増の600億9400万円、経常利益が18・9%増の612億1600万円、純利益が7・6%増の340億4500万円となった。

 売上高については、コンシューマープロダクツ事業において日本の売上げがほぼ前年並みとなったが、海外の売上げがアジアを中心に伸長した。

 ケミカル事業では、原料価格変動に伴う販売価格の改定、一部業界での需要減の影響を受け、減収となっている。利益面では、主に日本のヒューマンヘルスケア事業、アジアのコンシューマープロダクツ事業の増収効果と、マーケティング費用などの発生が第3四半期以降にずれこんだ影響などにより、営業利益は107億円、経常利益は98億円の増加となった。

 純利益は、日本の税制改正に伴う繰延税金資産等の取崩しの影響もあり、24億円の増加となっている。なお、買収に係るのれん等の減価償却費控除前営業利益(EBITA)は前年同期比16・7%増の733億円となった。

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