星の国商事、体感型コスメの共同イベントが定着化

週刊粧業 2016年2月1日号 7ページ

カンタンに言うと

星の国商事、体感型コスメの共同イベントが定着化
 1948年創業の「星の国商事」(本社=札幌市、高瀬直樹社長)は現在、化粧品専門店を道内に4店舗展開している。

 JR札幌駅直結の商業施設・アピア内にある旗艦店「ビーハウス星の国アピア本店」(以下、本店)では昨年6月、高瀬社長の働きかけにより、デベロッパー(札幌駅総合開発・JR北海道グループ)と、アピア内に店舗を構えるドラッグストア(コクミン札幌アピア店)との3者共同による初の体感型コスメイベント「アピア ビューティフルウィーク」を開催した。

 その後、昨年11月に2回目の共同イベントを実施し、次回は今年6月を予定している。

 高瀬社長に、共同イベントを含めた昨年の振り返りと今年の抱負などを聞いた。

「当日購入者の増加」目標に
スタッフの意思統一で成果

 「アピア ビューティフルウィーク」は、日替わりで有力化粧品メーカーのコスメを無料で体感できるイベントとして、昨年6月と11月の2回にわたってアピア・木漏れ日の広場にて開催された。

 昨年11月4~6日の3日間にわたって行われた前回のイベントでは、1日2ブランドずつ計6ブランド(資生堂=ベネフィーク ホットクレンジング、カネボウ=トワニー タイムリフレッシャー、コーセー=コスメデコルテ ラクチュールファンデーション、ヒノキ肌粧品=ハンド・ニークリーム、ハリウッド=オーキッド、オルラーヌ=B21エクストラオーディネール・エステ)の無料体験会を実施した。

 イベント会場では物販を行わず、商品に興味を持った人を本店へと誘導し、そこで肌悩みに応じた化粧品の提案を行った。イベント期間中の体感人数は829人(うち本店579人)で、当日購入者は123人(同93人)となり、昨年6月に行った前回よりも体感人数(589人)はやや減少したが、一方で当日購入者(87人)が増加した。

 この結果について、高瀬社長は「今回は体感人数を追うのではなく、あくまでも当日購入者を増やすことを目標に掲げ、スタッフ全員の意思を統一できたことが非常に大きなポイントだった」と説明する。

 「お客様の肌悩みを全力で解決する接客は非常に大切なことだが、いくら長い時間をかけてカウンセリングをしたからといってもそのお客様が商品を購入するとは限らない。前回の反省点として、美容部員や当社スタッフがお客様の肌悩みを解決するため、イベントで紹介したものと異なるアイテムを店頭で提案するケースが多々あった。

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