Dear Lauraは新ブランド「Beyond Cosme」を立ち上げ、その第1弾として浸透系ネールセラム「BC ネイルセラムAED」(3.3mL2600円、写真上)を4月15日に導入し、バラエティストアと自社Webサイトで発売を開始した。
ブランド名には「仕事を持つ忙しい女性のために、時短を実現しながらもしっかりとした効果を実感できる化粧品」という意味が込められている。
ジェルネールやセルフジェルの普及を受け、ネールケアに対する意識が高まりつつある。ネール市場で長年実績のある同社が本格的なネールケアとして商品化した「BC ネイルセラムAED」は自爪に塗るだけでプラチナやアミノ酸、ケラチンなどのうるおい・ケア成分が爪の角質層まで浸透し、自爪を補修・保護。さらに新たに生えてくる爪に働きかけ健康的な爪へと導く。使用後のカラーリングも可能だ。
「ネールメーカーのノウハウを凝縮した商品であり、大阪大学発バイオ研究所代表の近藤礎氏が監修した。長年爪障がいの研究に携わってきた近藤氏が、小児領域の手足口病の患者を対象に本品の治験を行ったところ、継続的な使用で爪母細胞障がいによる爪の修復効果が確認された」(石井康智社長)
「最近、高品質アイテムの需要は高く、今後もニーズはさらに高まる」(石井氏)ことから、他アイテムも視野に入れたシリーズ展開を目指すことにした。性能・効果にこだわった本物志向の化粧品を各ジャンルのプロ集団が開発を手掛けることで色々なカテゴリーで優れた商材を導入していく計画だ。
発売にあたり、店頭では商品紹介動画やPOPで商品特性をわかりやすく伝えることで、価格に見合った効果感を打ち出す。自社のWebサイトでは専用のランディングページを作成し、情報発信に努める。パッケージと容器は白を基調することでメディカルな雰囲気を出したという。
発売に先駆け、去る3月7~9日にニューヨークで開催されたエステと化粧品業界のカンファレンス「IECSC」に出展したところ、ニューヨーク在住の著名なスタイリスト、パトリシア・フィールド氏が来訪し、「忙しくてネールサロンに行けない私でも、サロンレベルのケアが自宅でできる」と高く評価した。
米国はネール大国であるが、品質に定評のある日本製品に対し高い期待を寄せていると実感し、海外ではOEMにも積極的に対応する。
日本では3月18~20日に開催された第16回JAPANドラッグストアショーで紹介され、好評を博した。
「流通の前反応は上々。お客様から市場で売られているネールケア商品に満足しないという声もあがっているようなので、本品が市場を活性化してくれるのではと期待を寄せている。バラエティストアを皮切りに、セレクトされたドラッグストアやネールサロンなど、1000店舗を目途に配荷を進めている。今後は、ケア製品のニーズの深掘りを積極的に進めていきたい」(石井氏)