ハリウッドビューティ専門学校、美容専門学校のモデル校として高評価

週刊粧業 2016年7月18日号 8ページ

カンタンに言うと

ハリウッドビューティ専門学校、美容専門学校のモデル校として高評価
 ハリウッドビューティ専門学校は、学園全体で創立以来、91年にわたって企業と連携して理論と実践を有機的に結合させた「産学協同教育」を進めてきただけでなく、美容専門学校としては全国で最初に第三者評価も実施しており、美容専門学校のモデル校としても評価を受けている。

 同校は2014年度に発足した新しい専門学校制度「職業実践専門課程」の初年度の認定校に選ばれた。

 即戦力が強く求められる専門学校教育の高度化のため、企業などと連携して実践的かつ専門的な専門職教育を実施する学校が対象で、都道府県知事の推薦により文部科学大臣が認定する。

 これにより、専門学校教育の質の向上が図れるようになるという。

 さらに文科省では、その延長線上に「専門職大学」が構想されている。

 これにより、専門学校や専門学校生の社会的・経済的な地位向上も期待されている。これについて、東京都専修学校各種学校協会の会長も務めるメイ・ウシヤマ学園の山中祥弘理事長は、「教育の生産性の向上が重要」と指摘する。

 「バブル崩壊前までは、企業は人材教育に注力していた。それがバブル崩壊後に企業内で社員教育をする余力がなくなってしまった。今、国内企業は国際競争力の低下が指摘されているが、それは社員教育制度の崩壊も要因の1つだ。企業の教育力が競争力でもある。競争力を高めるためには、人材教育を強化することで生産性を上げる『教育の生産性』の向上が必須だ」(山中理事長)

 そこで、美容業界では世界で初めて2年制のハリウッド大学院大学(山中学長)を2008年に開校した。

 ビューティビジネスの経営リーダーを育成する大学院大学で、「創業」「継承」「再生」をテーマに掲げ、ビューティビジネスの生産性向上により、サービス価値を価格や給与に反映できるような経営者の輩出に取り組んでいる。

 「日本の美容技術はすばらしいと海外からも評価されている。これをシステム化すれば、これまでよりずっと速く一人前になり、生産性や社会的地位の向上、さらには離職率の低減も実現可能だ。教育力の向上はすなわち美容サロンや化粧品店のブランド力を養うエネルギーにもなる。教育は未来への先行投資と考え、教育の質の向上を目指したい」(山中理事長)
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