天真堂・児玉和之社長、化粧品OEM業界に様々な革命を

週刊粧業 2016年8月29日号 20ページ

カンタンに言うと

天真堂・児玉和之社長、化粧品OEM業界に様々な革命を
 2008年に通販化粧品市場に参入した天真堂は、通販事業を売却し、「部外品特化型化粧品OEM」になった。

 8年前に創業した時から児玉和之社長は「OEMが本業」と宣言していたが、一方でOEMとしてやりたいことを実現するには資金と時間が必要だった。

 そのため、化粧品通販事業で資金繰りしながら、着々とOEM事業の足場を固め、徐々にシステムを稼働させてきた。

 児玉社長が思い描いているOEM像は、従来の概念を打ち破るものだ。

 「世の中の役に立つ化粧品を売りたい」という情熱さえあれば、天真堂がすべて「売れる商品」と「売れる仕組み」を用意し、すべてサポートする。

 これを実現すべく、同社では、通販メーカーを主な対象に、企画からバルク製造、販売、ロジスティックスまでワンストップでサービスが提供できるOEMへと変貌を遂げた。

 ファブレスメーカーながら、社内に安全性や安定性、機能性を確認できるラボや商品の仕分けや流通を行う倉庫、さらにクライアントのプロモーションを支援するための撮影スタジオをつくった。

 同社が現在進めているのは「資材革命」だ。

 消費者満足度を追求した結果、スキンケア用のミラー付き、カートリッジ式ジャー容器が誕生した。さらなる仕掛けとして、AIやIOTを取り入れた容器も開発した。

 スマートフォンアプリと連動させてコミュニケーションが取れるだけでなく、フタの開閉や中身の減り具合をセンサーで感知させることで調度いいタイミングで購入者に再購入のプッシュをかけたり、定期便を発送することができる。

 宅配時にポストインできるようなメール便サイズの「CH便」も開発した。

 さらに今後、VR技術を使ったバーチャルプロモーションも行う予定だ。

 「資材革命が完了したら次は流通革命に着手する。価格ではなく価値で勝負するOEMであり続けるために、やりたいことがまだ沢山ある」
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