伊勢半本店 人事労務部 今中部長に聞く、我が社の採用基準

週刊粧業 2016年10月24日号 22ページ

カンタンに言うと

伊勢半本店 人事労務部 今中部長に聞く、我が社の採用基準
 所属や肩書に「人事」の二文字が記載された企業人と向き合う時、にこやかさや、へりくだった物腰に触れることは少ないかもしれない。むしろ、少しの緊張感を持って萎縮してしまう心理は「普通」に分類できるような気がする。

 業界の老舗 伊勢半本店(本社=東京)は今春、就業歴26年間の全てを営業畑で生き抜いてきた今中剛氏を人事労務部部長に指名した。「前例がない」(総務本部)という大抜擢は、折しも「人材が輝く新しい働き方検討プロジェクト」を見据えて実施したようでもある。

 創業200周年の足音が迫る同社に、変わり目に期待する風が吹き始めているという。総務本部 人事労務部の今中剛部長に話を伺った。

 ――ありきたりですが、内示を聞かれた際は驚きが先行しましたか。

 今中 日々、「まいど、おおきに」と言って回っていた私だったので、内示が出て最初に思ったことは「なんで私が人事に?」だった。

 もう、不安しかなかった。26年間営業職をやらせていただき、グイグイと売上げを作ってきた私なので、この先どう仕事をしたらいいかわからなかった。

 そこで、人事に関する書籍を読み漁った。さらに3~10月まで経験を積んだことや、とにかく温かい周囲の教えもあって、ここは後方支援で全従業員と係わる部門であることがわかってきた。

 そこが少し見えた時、初めて「営業のコミュニケーション能力が買われたのかもしれない」と最近は考えるようになった。

 初めての人事経験が半年間を過ぎ、上半期が終わって流れが少しわかってきた。ルーティーンを人事部スタッフの皆さんが回してくさださるので、非常に助けられている。

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