ライオン・濱社長、「Vision2020」の実現を目指す

週刊粧業 2017年1月1日号 68ページ

カンタンに言うと

ライオン・濱社長、「Vision2020」の実現を目指す
 弊社におきましては、昨年は2012年からスタートした経営ビジョン「Vision2020」実現への歩みの中間年であり、さらなる収益性向上に向けて4つの戦略実行を加速させました。

 「国内事業の質的成長」では、主要分野での市場地位向上に取り組み、しっかりとしたエビエンスに基づく高機能製品を、シンプルでわかりやすい訴求によりお客様へお届けを致しました。センイ一本一本から汚れを徹底的に落とすスーパーナノ洗浄の「トップスーパーNANOX」や、日本初の吸着保湿処方で保湿成分が洗い流されない「hadakara」をボディソープの新ブランドとして8年ぶりに発売しました。

 また、ヘッドの薄さを極めた極薄ヘッドの「クリニカアドバンテージハブラシ」、歯ぐきをいたわるようにマッサージしながら歯周ポケットを磨ける「システマハグキプラスハブラシ」などのライン追加、「バファリンプレミアム」「スマイル40プレミアム」の継続育成により、市場の高付加価値化へ貢献しました。

 数多くの製品が、お客様の「健康、快適、清潔」を支える価値を認めていただき、強いご支持をいただけましたのも、お取引先様、関係各位のご支援の賜物であり、改めまして厚く御礼を申し上げます。

 「海外事業の量的成長」では、構造改革を加速させると共に、利益ある成長のための取り組みとして「グローバルブランド」への投資強化、パーソナル分野の拡大を実行しました。各国の市場状況に応じたきめ細かな製品開発・マーケティングにより、鈍化したとはいえ高い水準を維持しているアジアのGDP成長率を上回る事業成長を、各国で獲得していま
す。

 「新しいビジネス価値の創出」においては、機能性表示食品をはじめとする品揃え強化による通販事業の成長に挑戦すると共に、オーラルヘルスケア事業への取り組みとして「唾液検査システム」の発売・普及に注力しました。

 また、業界を超えた各社様との連携による「世界睡眠会議」を通じて、睡眠に関する様々な製品・サービス・情報の提供を開始しました。通販事業・オーラルヘルスケア事業と併せて、超高齢化社会、高ストレス社会の抱える課題を幅広く捉え、健康寿命の延伸、お客様の潜在ニーズに向けた提案を継続して実行することができました。

 2017年は、グローバル化やITの進化が益々加速する中、さらに大きな社会変化が予測されますが、このような中でこそ、お客様一人ひとりの幸せを見つめ、「今日を愛する。」ための貢献を強く心掛けていきたいと思います。

 めぐり来るすべての一日の、人の清潔、人の健康、人の快適、そして人の環境を守ることが価値ある未来をつくる。

 この認識のもと、よりお客様に近く、より日々の生活に密着した視点からの新しい価値創造に取り組み、市場の高付加価値化、利益ある成長の獲得、社会ニーズへの提案に挑戦していきます。そして、「Vision2020」の目指す姿、①くらしとこころの価値創造企業を目指す、②環境対応先進企業を目指す、③挑戦・創造・学習企業を目指す、の実現こそが、社会そして業界の発展へと繋がる使命とし、本年も全社員で取り組んでいきます。
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