アルビオン、非可食バイオエタノールを化粧品原料として実用化

粧業日報 2017年5月31日号 5ページ

カンタンに言うと

アルビオン、非可食バイオエタノールを化粧品原料として実用化
 アルビオンは、2016年2月より「Green Earth Institute」(本社=東京・文京区、伊原智人社長)と非可食バイオエタノールに関する共同研究を行う中、このほど化粧品原料として実用化する見通しとなったことを明らかにした。

 一般的にバイオエタノールは、カーボンニュートラルであり、地球の温暖化防止に貢献するエネルギー源として注目を集める一方、食料となりうる植物資源を利用することから、穀物市場における価格の高騰などを引き起こし、特に発展途上国では食料問題に発展するなど、多くの問題も抱えている。

 また化粧品においてエタノールは、収斂作用や品質維持などの働きがあり、多くの商品に配合されている一般的な原料の1つとなっている。

 「Green Earth Institute」との共同研究の特徴は、ポプラなど植林された森林資源(非可食植物資源)から高純度に精製した化粧品用バイオエタノールを得ることを目的としており、化粧品業界の中でもいち早い取り組みであった。

 その結果、地球に優しいだけでなく、食料の供給に影響せず、かつ化粧品に使用可能な高品質の非可食バイオエタノール(ポプラのウッドチップを原料とした新しい発酵エタノール)の開発に成功した。

 今後、商品への配合を検討していく予定だが、商品内容や発売時期については未定としている。
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