コベストロジャパン、バイキュサンを使った様々な処方を展示

週刊粧業 2017年5月29日号 22ページ

カンタンに言うと

コベストロジャパン、バイキュサンを使った様々な処方を展示
 2015年9月に社名変更をしたコベストロジャパンでは、新社名でCITE Japanに初出展する。今回は広く認知されている「バイキュサン」と新社名をリンクさせることが、ミッションの1つになる。

 「日本の化粧品関連の展示会はこれが初めてとなる。2コマからなるブースでは黒をバックにした社名のロゴを大きく打ち出し、『バイキュサン』のイメージの白とマゼンタを取り入れ、キャッチコピーである『INVENTING BEAUTY SOLUTIONS FOR YOU』も提示する」(田原一孝塗料・接着剤・スペシャリティーズ事業本部コスメティック/メディカル事業部長アジア太平洋地域担当)

 ポリウレタンの皮膜剤として世界で実績を積んた「バイキュサン」は来年10周年を迎える。すでに知見やノウハウを多く蓄積し、その多機能性から色々なトレンドやニーズに合わせた処方提案ができるようになった。

 「例えばサンケアでは高耐水性や、紫外線吸収剤を膜の中に固定して皮膚に移行しないようにする敏感肌処方を提案するなど、ニーズやトレンドに合った紹介を心がけている。スキンケアでは大気汚染物質に対して見えないバリアを形成して肌を守る処方や、エイジングケアとして皮膜形成でどれくらいハリ感を出せるかも紹介する」(田原氏)

 ウレタン皮膜はやわらかいのが特徴だが、少し固めの「バイキュサンc1010」を新たに紹介し、柔軟性とホールド力を兼ね合わせたヘアスタイリングポリマーとしてアプローチする。中国で原料登録済の「同c1004」と同じINCI名(Polyurethane―35)なので、中国での展開が可能になる。今回はこのような中国で登録済の化粧品原料を積極的に提案する。

 スキンケアではデータが豊富な「C1004」、サンケアでは「C1000」を推すが、高耐水性を重視するならポリウレタンアルコール溶液である「C2000」を提案する。「C1004」「C1001」はピールオフマスク用でも実績を積んでおり、中でも「C1004」は爪に負担をかけないピールオフタイプの水性ネールへの採用も増えている。中国で開催された展示会「PCHi」では、ハリ感を出す皮膜剤としてイノベーションアワードを受賞した。

 「ブースでは上海のコスメラボの責任者が来日して対応にあたる。前回よりも知見が増えたのでウレタン皮膜を使ったモノづくりの提案がより幅広くできるようになった。皮膜剤は処方の組み合わせによって変わるので、手にふれてじっくり体感してほしい」(田原氏)

  5月31日には「多機能性ポリウレタン皮膜形成剤―スキンケア&サンケア処方効果」と題した技術発表会を行う。
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